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モーツァルトの持っていた『耳』

絶対モーツァルト法―高周波音が脳を活性化する 絶対モーツァルト法―高周波音が脳を活性化する
篠原 佳年 (2000/10)
マガジンハウス
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以前「トマティス博士の理論」についての記事を書きましたが、このトマティス博士のメソッドを日本で広めてらっしゃる篠原佳年さんが書いた「絶対モーツァルト法~高周波音が脳を活性化する~」という本を読みました。

「耳で聞こえる音でしか、声に出すことが出来ない」
「耳の聞こえ方(聴覚)が変わると、同時に声も(聴覚にしたがって)変化する」
というのが、「トマティス博士の理論」。

トマティスメソッドではモーツァルトの曲を使うことが多いそうですが、それは「モーツァルトの耳は『理想の耳』であった」、という事が関係してくるらしいです。『理想の耳』というのは私たち人間が生まれて間もない頃、つまり新生児だった時には誰でも持っていた「耳」だそうですが、大きくなるにつれて周りの環境に合わせたり、ストレスによって聴覚が麻痺してしまったりで、すべての音を聞き取ることが出来なくなってくるらしいのです。しかしモーツァルトはそうした問題に影響を受けることもなく、ある意味「病的」なぐらい完璧な「耳」を持っていたのではないか?とトマティス博士は言っています。

モーツァルトのそうした『理想の耳』は、彼の父親が音楽家で、母胎にいる時からずっと音楽を聴いていたこと、小さい頃からいろんなところに旅行に行ってあらゆる言語を耳にしたこと、などから作られたのでは?と書かれています。
モーツァルトは通常よりも言語の発達が遅かったのだそうです。一番言葉を覚える時期に、たくさんの国に行っていろいろな言語を聞けば、混乱もするのではないでしょうか?でも、その分音楽を聴く耳は誰よりも持っていて、それはどんな言語をもカバーし、どんな音も聞き取れる『耳』だったのではないでしょうか?

最終的に、言語による問題だけでなく『自分達の聞き取れない音』が、実は私たちの体に多大な影響を与えているのだ、という事がこの本に書かれています。

気になる方は読んでみてください♪


曲目紹介に戻ります。
「ぷらん・それいゆコンサート」2曲目はショスタコーヴィッチの「4つのワルツから Ⅲ・Ⅳ」。

この曲は、ショスタコーヴィッチが作曲したバレエ音楽、映画音楽などから、アトリヴミャーンが編曲したものを集めたもので、今回演奏する3番は映画音楽「マクシームの帰還」から、4番は同じく映画音楽「馬あぶ」からの編曲です。

ショスタコーヴィッチは20世紀ソビエト連邦時代、スターリンの時代に生きました。
彼の音楽はその時代の社会的・政治的背景と切っても切り離せません。
プロコフィエフやストラヴィンスキーらが次々と亡命していく中、彼はソビエトに残り、
常に命の危険と向き合いながら作曲を続けました。
国家権力への迎合を迫られ、それを受け入れた時に初めて認められる芸術。
彼は悩みつつ批判をあびつつ、社会が求める音楽を書き上げていきます。

4番は手回しオルガンの哀愁漂うワルツ。
ヨーロッパの街角や公園では、手回しオルガンが今でもその音を奏でていますが、彼の時代はどうだったのでしょうか?
ショスタコーヴィッチが小さい頃過ごしたよき日を密かに思い出して書いたような、小さいけれど、とても穏やかな気持ちになれる曲です。


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コメント

こんにちわ。

chinatsuさんの紹介してくれたトマティスメソッドはなるほどと思いました。というのは英語でも聞ける音しか話せないという説が最近よく言われているからです。ことばも音楽もきっと共通することなのでしょうね。ということはchinatsuさんの仏語はかなり早い上達だったんでしょうね。

語学と音楽とは深い相関があるように思います。音感に優れた人は、語学の上達も速いように思います。母国語は理論を司る左脳で、外国語は音楽と同様感性を司る右脳で認知すると言われていますので、特に右脳が発達していると言われている女性は、音楽の上達も語学のマスターも速いのかもしれません。このことについては、Chinatsuさんが実証していますね。(ちょっと生物学者風にコメントしてみました^^)

サンカンタンの達人さん、

いえいえ、フランス語まだまだですよ。。。
私が行っている音楽学校はアジア人も多いし、ちゃんとしたフランス語を聞く機会は実は結構少ないんですよ。
もう一回一から勉強し直したいです。。

Dr. Poissonさん、

そうなんですか?!
母国語は左脳が司っていて、外国語は右脳なんですか?!感性や芸術方面は右脳で司っているというのはよく聞きますが、外国語もそうだとは、知りませんでした。
まあ、勘で判断する(分からなくても適当に判断する)、という点では確かに右脳なのかも・・・i-229
それは私の場合だけかも知れませんが・・・

私としては、「聞く耳がある」という風に思ったことは全くありません。人にはそれぞれ聞こえる音と、聞こえない音というのがあるらしいです(それはみんなバラバラみたいです)。それが当たり前なんだそうです。ただ、私もモーツァルトと同じく小さい頃海外にいて、言葉の発達が遅かったらしいです。だからちょっとはモーツァルトに似ているところもあるのかな?って図々しく思っていますi-229
天才と凡人の差、という大きい差がありますが・・・・・・i-182

そういえば、今年1月に共演したヴァイオリニストは高校生のときにストレスで耳が全然聞こえなくなったって言ってました…
それかしら??
ちょっと違うかしら???
音を聞き取る能力も外国語を聞き取る能力も慣れがものを言いませんか?
長く触れていないと最初、聞けませんよね。
一度インプットされたらいつでも使えるという左脳系のものとやはりちがいますね。

「言葉の発達が遅かった」と後世で言われているのは、モーツァルト自身にとっては心外かもしれませんね。「耳で聴く」「音」「それを組み合わせて自己を表現する」ということでは、音楽も言葉も変わらないと思います。私が思うには、モーツァルト(の言語発達)は全然遅れていないですよ。その才能が幼い頃から充分、如何なく発揮されていたのは、周知の事実ですから。i-236

そうかぁ。やっぱり小さい頃から、いろんな音に触れさせることは、とても大事なんですね。

ガウリさん、

私の大学時代の同門の先輩が、同じく大学受験前になったらしいです。高校から桐朋に入っていたのに。
それも同じだと思います。ストレスから来る難聴だと。
人って、ストレスが身体に出るところが違うじゃないですか。それが彼女らは耳だったのかもしれませんね。普段から酷使していたのならなおさらかも・・・・。

音は、慣れですよねー
聴音とかも。絶対音感がない私でも鍛えればなんとかなりそうだし。まだまだですが。。

といっても、一回インプットされたらいつでも使える左脳は私持ち合わせてないようです・・i-230

valvaneさん、

本当に、4歳でなにかの曲を完璧に楽譜に書き取った、とか普通では全く考えられないですよ・・・i-229音だけ分かっても楽譜を書き上げることはできないし、そうとう頭もよろしかったのでは・・・?と思います。
まさしく「天才」「神童」という感じだったのでしょうね。
でもだからといって、ただの天才に終わらないのがモーツァルトの良さなのだと思います。彼の音楽には本当に「一人の人間」としての素晴らしいものがあると、思います。私が言うまでもないこと・・・ですけど。。

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プロフィール

chinatsu♪

Author:chinatsu♪
7年弱過ごしたパリでの留学生活を終えて、2007年8月末に日本に帰ってきました。
旅行記も終わりましたので、これからは日本での生活、活動内容、そしてたま~に、留学時代の事も書いていきたいと思っています。

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